葬式の親族の範囲は?席順の決め方を解説!

大切な家族との別れの時。

家族は深い悲しみに暮れながらも、
同時にお通夜やお葬式の準備に翻弄することとなります。

とてもショックが大きく、冷静ではない場面で、
葬儀の詳細を誰にどこまで伝えるのか?
特に親族は範囲が広く、短時間での判断が難しいところ。

今回は、お通夜・葬式での親族の範囲や席順について、ご紹介します。

 

お通夜や葬式ではどこまで声を掛ける?

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ここではお通夜や葬式について、詳細を知らせる範囲についてご説明します。

まず大前提として、「必ず呼ばなければならない範囲は決まっていない
ということを覚えておいてください。

葬式の参列については、千差万別。

親族でも参列しない場合もあれば、赤の他人であっても
故人とさえ親しければ参列します。

重要なのは故人の意思、つまり故人が来てほしいと
思っている人に参列してもらうことが一番大切なことなのです。
 

親族の範囲とは

参列に欠かせないのはやはり親族ですが、
一体どこからどこまでの範囲のことを親族と呼ぶのでしょうか?

法律上の親族の範囲は、血族6親等・姻族3親等
下の表の通り、かなり広範囲になりますね。

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特に古くからの習慣が根付いている田舎の地域では、
既に親族とは呼べないくらい離れていても、
本家分家などの関係で親族とされることもあります。

ですが、冠婚葬祭では必ずしも法律道理の親族というくくりで
なければならないというわけではありません

ここでも「故人の意思」という基本の考え方をベースに、
普段からの付き合いの程度、葬儀会場との距離、また土地柄や親族間でのルールなど、
様々な要素をふまえた上で然るべきところにお知らせします。
 

故人の配偶者側の家族(姻族)の対応

結婚して新たに家族になった、配偶者側の親族である姻族

双方の家族同士、故人と面識がない場合も多く、対応が悩ましいところです。

もちろん故人と面識があり、普段からの付き合いをしていたのであれば
参列することもありますし、香典を託ける方法でも失礼ではありません。

配偶者より婚家に知らせ、どうするかの判断を委ねましょう。 

家族葬の場合

ごく身近な範囲でおこなわれる家族葬が最近は増えています。

基本的には、どこまでの親族を会葬者にするかについては明確なルールがなく、
遺族の希望や判断に委ねられています。

あるアンケートでは家族葬の範囲を
父母、配偶者、子供、孫、兄弟姉妹まで』と認識している割合がもっとも多く、
次に『父母、配偶者、子供、孫、兄弟姉妹、祖父母、叔父、叔母、従妹まで』
という認識が多かったそうです。

 

葬式の席順は?

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お通夜や葬式における席順にも上座と下座があり、
祭壇に近い方が上座となります。

ふだんの生活の中や結婚式などの慶事ではお客さまに上座をすすめますが、
このような弔事の場合は喪主や遺族など故人と縁の深かった人が上座に座ります。

また、多くの場合は席が左右に分かれていて、
祭壇に向かって右側が喪主・遺族や近親者、親族など血縁のある人たち、
左側は葬儀委員長(世話役代表)や姻族、友人知人、会社関係者など、
その両方の後方に一般会葬者と並ぶのが一般的です。

 

出席を決めるのは参列者側という原則

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今回はお通夜や葬式のことをお伝えする範囲についてご説明してきましたが、
訃報を聞いて出席するかどうかを決めるのは参列者側の判断です。

結婚式と違い、招待されたから出席するものではないのです。

知らせを聞いて、出席するのか?香典を託けるのか?
訃報入手後数時間でその判断をしてどうすべきかを考えます。

参列する場合は、逆の立場になった際には、
参列をしてもらうことを要請することになりますので、
遠距離の場合はその点を考慮しておく必要があります。

また、出席したいけれどやむを得ない事情でできない場合は、
弔電を手配し、香典や供花を準備します。

当日に渡せないので、郵送/代理人に預ける/後日落ち着いた頃に
直接うかがうという方法があります。


▲お香典についてくわしく紹介されているので、ぜひチェックを!

まとめ

  • 葬式に呼ぶ範囲は決まっておらずケースバイケース
    故人の意思を最優先に考える
  • 祭壇に近い側が上座
    祭壇向かって右側が喪主や遺族などの血縁者席
  • 訃報を聞いて葬式に出席するかどうか判断するのは参列者
    出席しない場合は弔電&香典または供花を手配するのがマナー

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故人を偲ぶ席では、やはり人生で大切にしてきた
かけがえのない人たちに見送られたいのではないでしょうか。

それを叶えるのが家族に残された役目です。
故人の意思を尊重し、素晴らしい最期を見届けることができますように。

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