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介護には看護との連携が必要!福祉士が語るその訳とは?

 2016/09/19 介護
  9,497 Views

皆さんこんにちは(^^♪

介護の仕事では
いろいろな機関との連携が大切だと
よく言われますが、
あなたはどう思いますか?

現場で働いていると
中でも看護と介護の連携って
とても大切だな~って
感じさせられることがありました。

ただ、働いてみないと
分からないことでもあります。

ぶっちゃけ大学の時
看護と介護関係ある?
みたいな感じでしたからね~笑

まぁ、同じように思っていた人も
少なからずいらっしゃると思いますので
今回は介護と看護の連携の大切さについて
お話させて頂きます。


介護と看護の連携はなぜ必要?
現場を経験した社会福祉士が解説!

冒頭でもお話させて頂きましたが、
介護と看護の連携はとても大切です。

えッ?どちらも専門的なことを
しているのだから
別じゃない?と思われがちですが
それは間違っています。

なぜならば、介護っていうのは
一人の介護者に対するお世話なんです。

なので、介護者が風邪をひいていれば
そのお世話にやり方が変わります。

そおです!
その人の病気など看護に関する情報は
毎日の介護をする上で
とても大切な情報なんです。

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看護士が把握する内容を
介護士が把握することで
よりきめ細やかな
介護サービスの提供が出来ます

今は介護側からの看護の必要性に
ついてお話させて頂きましたが、
看護士にとっても
介護の情報を知ることは大切です。

先程話したように
介護はあくまで一人の方の
お世話をすること、
日常生活のお手伝いです。

だからこそ、介護の情報は
日常生活の様子が
たくさん記されています。

その情報こそが
看護士にも必要な情報なんです。

日常生活の情報は
なかなか病院外にいる方のことを
正確に知ることはできません。

四六時中一緒にいることなんて
出来ませんからね~

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だからこそ、介護職員と連携し
1人1人の日常生活の様子を知り、
その上で病状の把握や
その人の身体的様態を判断します。

 

介護と看護の連携を行うことのメリットとは?

先程の連携は大切!という話からも
メリットがあることは
分かって頂けたと思います。

連携することの一番のメリットは
介護サービスの質が向上するということです。

看護の情報として
持病の状態やその日のバイタルなどがあり、
その情報があるからこそ、
介護者の介護の内容が変わります。

その情報がなければ
その人のその日の異変に
気づかずに不適切な介護が行われていた
ということも考えられます。

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また、看護側からすれば、
その人の日常生活の中での異変
介護職員の方がよく気付きます。

その情報こそが
医療的な発見に繋がることがあります。

介護・看護共に、
お互いがなかなかスムーズに
知ることのできない情報を
即時に知ることが出来るというのは
サービスを提供する上で
最強のツールです。

その他、
メリットとして仕事負担が少なくなる
というものもあります。

介護職並びに看護職
共にしなくちゃいけないことが
連携をすることによって
どちらかが行えば
OKということもあります。

例えば体温ですね。

毎朝体温を測ることも
介護職と看護職が連携をしていないと
どちらも測らないといけませんが
しっかりと連携が取れていれば
どちらかが測り、
その結果を共有すればいいですよね?

仕事が一つでも減れば
時間を有効に使うことができます。


そもそも介護と看護は何が違うの?

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いろいろと書いてきましたが、
介護と看護ってなんだか似てません?

言葉自体もなんだか似ているのですが、
よく考えてみると
内容も似ている気が・・・・

一体何が違うのか?

どちらも一人の人の
お世話をしていますよな?

介護は高齢者?と思いきや
看護だって高齢者のお世話をします。

その違いは
二つの言葉の意味を理解しましょう!

 

介護と看護を分かりやすく解説!

介護とは

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介護とは障害者並びに高齢者・病人などの
生活を支援し、介抱することを言います。

一般的に
高齢者だけが対象になっていると
思われがちですが
実は障害者も世話をすることも
介護の一つに入ります。

また、生活の支援というのは
日常生活の介助だけではありません。

金銭的な問題に対する解決策や
地域との交流等も
生活支援に入ってきます。

介護って実は奥が深いんです!

 

看護とは

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看護とは怪我をした人や病人を介抱し
世話することを言います。

看護の対象は
怪我をした人・病人です。

介護とは違い
病気をしている人
つまり、医療的な処置
必要な人が対象です。

なので高齢者や障害者だけでなく
子どもや20代30代とどの世代でも
使われる言葉です。

 


 

ただ、病気を持っている
高齢者や障害者の方の
お世話となると
どちらの言葉でも意味的にはOKなんで
そこがややこしい所です(´Д`)

この記事を振り返ってみて~

いかがでしたでしょうか?

今回は
『介護には看護との連携が必要!
その訳とは?』

というタイトルで書かせてもらいました。

内容はこちらです。

  • 介護と看護の連携はなぜ必要?
    現場を経験した社会福祉士が解説!
  • そもそも介護と看護は何が違うの?

介護はその人の日常生活、
そのものの支援です。

となると、その人に関わる情報で
必要でないものはないと私は思います。

施設で入所をしている時に
その人に関わる情報を
いろんなところから集め、
その情報こそが
どのようなサービスが
対象者にあっているのかを
教えてくれます

その人の生活の質や【QOL】や
日常生活動作【ADL】の向上の為にも
いろいろな人の話に耳を傾けましょう!
少しでも介護の手が
楽になるといいな~と思います。

最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。





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sho-to

福祉系大学を卒業しベンチャー企業へ就職、その後転職し介護老人保健施設で相談員として働いていたが、結婚を機に退職。現在は2児の子をもつ専業主婦です。社会福祉士・社会福祉主事任用資格・福祉住環境コーディネーター・産後ケアリストの資格を持っています♪

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