お葬式は故人に好きな服を着せたい!死装束以外でOKなのは?
お葬式で故人に着せる
死装束!
正直もっと何かないの?
という声を何度も聞いてきました。
死装束ってあまり
いいイメージ無いですよね~
しかし、実は死装束は
絶対に着せなきゃいけない
物ではないのですよ?
故人の服=死装束
とイメージ付いているかも
しれませんが、
最近では
洋服やドレスを着せて
あげる方も増えています♪
それじゃあ何着せてもいいの!?
と思ってしまいますが…
残念ながらそういう訳では
ありません!
では、今回は
故人に着せて
差し上げる服について
ご紹介致しましょう♪
この記事に書いてること♪
死装束ってどういう意味があるの?
昔から続く死装束ですが、
あれもちゃんと意味があって
着せている物ではあります!
死装束=白い着物
というイメージが多いですが
実はあの着物の他にも
足には脚絆を付け
(きゃはん…足につける服飾品)
手には手甲
白足袋と草履を履かせて、
三途の川の渡し賃として
六文銭を入れた頭陀袋をかけて
頭に三角布をつけた一式を言います♪
この格好は死者はこれから
浄土に向かう旅をするので
そのための格好をさせてあげる。
という意味があるのですよ♪
ドレスを着せてあげたい!着せても良い?
しかし、最近では
死装束はあまり人気がありません!
いつもの格好が一番!
ずっと着たいと言っていた服を着せてあげたい!
そういう親族が増えているのが現状です!
では、故人がドレスを着たがっていた!
そんな場合でも着せて良いのか?
それは…大丈夫です!
(葬儀会社、火葬場により条件が異なりますので
ご確認下さい)
社交ダンスをしていたから
と社交ダンスの服を着せて差し上げる
方も居ましたよ♪
着せて良いもの、ダメなものがある?
しかし、何を着せても大丈夫!
という訳ではありません!
金属の装飾が付いたもの
生地のごついもの、
フリルの厚いもの
プラスチック生地
等は注意される可能性があります!
何故かと言いますと、
火葬の際に、骨に溶けて付着したり
火葬の器具を汚してしまったり
燃えきれない、灰が残る
という場合があるからです。
そういった装飾は
取って頂ければ大丈夫なので
取れば着せても大丈夫ですので
安心してください♪
しかし、
事前に大丈夫か
葬儀社に伺うことをオススメします!
こちらの動画でも詳しく
説明されているので、是非ご覧下さい♪
着せてあげるために、注意すべきこと
故人に服を着せたい場合は、
自分たちで着せてあげたい!
そういった気持ちは
よく分かりますが…
時間が経ってから、着せてあげよう!
と自分たちでするのは難しいかと思います!
何故かといいますと、
死後時間が経つと
死後硬直が起こっているため、
服を着せる!というのは
カナリテクニックを要します。
では、時間が経ったら諦めなきゃダメ?
と思いますが、
もし、湯灌を予定しているのであれば、
湯灌屋さんに着せたいものを
渡すと良いでしょう!
湯灌というのは
故人を綺麗に洗って、
温めることで死後硬直を解き
体を清め、安らかなお顔に
してくれるサービスをいいます!
私も何度も拝見しましたが
する、しないでは
全然お顔が違うのですよ!
その変わりように、親族も涙される程!
最後はお化粧やお顔そりまで
してくれるので
これから一般葬で
皆さんにお会いする!
という方は多く
利用されるサービスです。
話はそれましたが…
その際にお願いすれば
綺麗に着せてくれる
ので安心して下さいね♪
もし、湯灌を利用されない場合は
死装束の上に置くという方法を
取られる方もいますよ!
人形も入れてあげたい!問題はある?
中には
服だけでなく、お柩に人形を入れたい!
という方も多くいます!
入れても問題はありません!
入れてはいけないものは
前文にも触れましたが
下の表を参考になさって下さい♪
《柩に入れてはいけないもの》
・金属 ・プラスチック (サイズによって プリンカップなどは可 業者に確認をお願いします) ・ガラス ・缶類 ・密封容器(爆発の危険があるため) ・布団や雑誌などぶ厚いもの ・水分の多い果物 ・カーボン製品 |
アドバイスとしては
眼鏡や入れ歯は後で
骨壷に入れてあげる。
フルーツは切って入れる
密封容器は開けて入れる
ジュースなどは開けて
紙コップに分けて入れる
雑誌は破いて入れる
という方法であれば可能です♪
以上、故人に着せる服、物
についてご紹介致しましたが
いかがでしたでしょうか?
過去、私が担当させて頂いた
お葬式で、お化粧が
したかったのに亡くなられた。
という方が居ました。
そういった方には、勿論お化粧品は
プラスチックや
ガラスで入れられませんでした
ので、写真に取って
入れて差し上げました!
他にも、家族からの手紙や
お気に入りの人形など入れて
華やかなお柩で行かれた方も
多くいらっしゃいます。
是非、ルールはありますが
その方と家族の最後の
思い出にふさわしい
贈り物を考えて
頂ければと思います。
※しつこいようですが、
入れるものに関しては
地域や斎場によって異なります
葬儀スタッフに
ご確認お願いします!