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葬式がキリスト教の場合!数珠や香典は必要ないってホント?

 2024/12/19 参列
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社会人になると、結婚式もですが、
友人や知人、会社関係者の葬儀
参列する機会も多くなります。

執り行われる葬儀の宗教は仏教
だけでなく、
キリスト教
場合もあると思います。

そこで、ここではもし参列する
葬儀の宗教がキリスト教
執り行われるときのために、

  • キリスト教式のお葬式の流れと作法やマナー
  • キリスト教式のお葬式のお香典やお花、服装マナー

などについて解説させて
頂きたいと思います。

キリスト教で執り行われる葬儀は、
数珠が必要なかったり、献花を
しなくてはいけなかったりするので
注意が必要です。

キリスト教式のお葬式の流れと
マナーについて知っておきたい方は
ぜひ、以下の記事をご覧になって
くださいね。


 

キリスト教式の葬式の流れ!特別な作法やマナーは必要?

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キリスト教にはカトリック
プロテスタントがあり、それぞれの
宗教によってお葬式の流れが異なります。

そこで、以下にカトリックと
プロテスタントそれぞれのお葬式の
流れをご紹介させて頂きます。

 

カトリックの場合

 

カトリックの場合、葬儀・告別式
逝去された方が所属していた
教会で行われます。
葬儀・告別式の流れは以下の通りです。

 

葬儀の流れ

 

  1. 入堂聖歌・・・聖歌とともに神父が入堂し、聖水と祈りがささげられたのち、棺と遺族が入場します。
  2. 開式の辞・・・神父が棺に聖水を注ぎ献香し、開式の辞を述べ葬儀の開祭を告げます。
  3. 葬儀のミサ・・・言葉の典礼と感謝の典礼が行われます。

 

告別式の流れ

 

  1. 入堂聖歌・・・葬儀の場合と同じ。
  2. 聖歌斉唱・・・参列者全員で聖歌を斉唱します。
  3. 弔辞・弔電紹介・・・逝去された方の略歴と弔辞・弔電が紹介されます。
  4. 献花・・・喪主、遺族、親族、一般会葬者の順に献花を行います。
  5. 遺族挨拶・・・喪主が感謝の挨拶を行います。

 

プロテスタントの場合

 

プロテスタントの場合は
カトリックとは異なり葬儀と告別式は
一緒に行われます

 

葬儀・告別式の流れ

 

  1. 入場・・・オルガンの演奏が流れる中牧師を先頭に棺、喪主、遺族が入場し、参列者はそれを起立で迎えます。
  2. 聖書朗読・祈祷・・・牧師が聖書を朗読し祈りをささげ、参列者は黙とうし、その後、讃美歌を歌います。
  3. 牧師による説教・・・牧師が逝去された方の略歴や人柄を紹介し、説教を行います。
  4. 弔辞・弔電紹介・・・弔辞、弔電を紹介します。
  5. 祈祷・オルガン演奏・・・オルガンの演奏を聴きながら黙とうします。
  6. 告別の祈り・献花・・・牧師が祈りをささげ、全員で讃美歌を歌い、牧師、喪主、遺族、親族、一般会葬者の順で献花を行います。
  7. 遺族挨拶・・・喪主が感謝の挨拶を行います。

参列時に必要な御花料と献花の
マナーはのちほど解説させて頂きます。


歌や献花もある!?キリスト教式の式次第

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キリスト教の流れの解説ですでに
ご紹介しておりますように
キリスト教の葬儀にはカトリック
プロテスタントがあります。

以下に、一般的なカトリックと
プロテスタントの式次第
ご紹介させて頂きます。

プロテスタントの一般的な式次第

 

  1. 奏楽
  2. 聖書朗読
  3. 讃美歌
  4. 聖書朗読
  5. 祈祷
  6. 讃美歌
  7. 説教
  8. 祈祷
  9. 讃美歌
  10. 祝寿
  11. 奏楽
  12. 告別式

カトリックの一般的な式次第

 

  1. 開祭
  2. ことばの典礼
  3. 感謝の典礼
  4. 告別と葬送
    (告別のお祈り)
    (逝去された方の略歴)
    (献香・献花または焼香)
    (弔辞・弔電の紹介)

上記でご紹介しましたように、
キリスト教の葬儀ではカトリック
プロテスタントともに歌や献花があります。

また、事前に歌や祈りの一節が記された
紙が配られますので、強制では
ありませんが、できるだけ聖歌・讃美歌に
参加するようにしましょう。

あと、キリスト教式のお葬式の献花
仏教の焼香、神道の玉串奉てんの
ようなもので、祭壇に白菊や
カーネーションをささげます。

 


 

youtubeにて献花の作法を
紹介している動画を見つけました。
いざというときの為に、
ぜひ、見ておいてくださいね。

 

同じキリスト教式でもカトリック、プロテスタントなどの分類がある

 

上記ですでにご紹介しておりますように、
同じキリスト教式のお葬式でも
カトリック、プロテスタントなどがあり、
それぞれで葬儀の流れや式次第は
異なります。

 

香典や花、弔電などは仏教と同じように用意しても大丈夫?

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キリスト教ではお香をたく文化がないので、
お香典はないのですが、その代わりに
御花料を包みます。

包む場合はユリの花や十字架が描かれた
のし袋か白無地の封筒に上部に御花料、
下に氏名を記入したものに包み、
葬儀の受付で手渡します

弔電は仏教と同様葬儀が執り行われる
式場に喪主あてに送ります。
キリスト教徒の方に弔電を送る場合は、
仏教用語と「お悔やみを申し上げます」
という言葉を使用するのは避けましょう。

知人や関係者がお花を贈る場合は、
バスケットフラワーを逝去された方の
ご自宅に送るのが原則です

直接教会に送る場合は、葬儀が
執り行われる教会の牧師や神父に
事前に確認する必要があります。
キリスト教の葬儀に送るお花には名札を
つけないのがマナーなので注意しましょう。

 

どんな服装で行く?数珠は必要ないの?

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キリスト教式の葬儀に参列するときの服装
基本、仏式の葬儀の参列する場合と
同じく、男性であれば喪服、または
ダークスーツ女性の場合は黒のスーツか
アンサンブル、ワンピースなどです。

靴やバックももちろん黒で、
華美な時計やアクセサリーは
着用しないようにしましょう。


挨拶の言葉や声かけは何と言う?

 

キリスト教では人の死は神様のもとへ
召される祝福されるべきことと
されていますので、仏式の
葬儀の時のように、

「このたびは、誠にご愁傷さまで
ございます」などの、言葉がけはせず、
「天に召された○○様の平安を
お祈り致します」などの言葉で
言葉がけをするようにしましょう

また、キリスト教式の葬儀に参列する際は、
数珠は持って行かないようにしましょう。

 

まとめ

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キリスト教でもプロテスタント
カトリックによってお葬式の流れや
式次第が異なるので、注意しましょう。
キリスト教式の葬儀は仏式の葬儀と異なり、
献花や讃美歌・聖歌の斉唱もあります。

あと、数珠はキリスト教式の葬儀に
参列する際は必要ありませんので、
注意しましょう。

さらに、気を付けなくてはいけないのは
キリスト教では人の死は神様のもとへ
召される祝福されるべきことと
されていますので、

「ご愁傷さま」などのお悔やみの言葉は
かけず、「天に召された○○様の
平安をお祈り致します」などの声掛けを
するようにしましょうね。





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