家族葬と一般葬の違い!もとプロが語る5つのポイント!
最近人気の『家族葬』
よく皆さんが言うのが、
『家族だけで見送れる』
『気を使わない』
『お金が安い』…
などのイメージが多いようですが、
そのイメージは間違ってはいません!
しかし、中には認識を間違った方も
多く居ます!
それが、『家族葬って小さいお式でしょ?
お金かからない、気を使わない、
親しい人だけで見送れる!
メリットばっかりじゃないの?』
という方!
この認識は少し違います!
では何が違うのか?
人気の家族葬は本当に
メリットばかりなのか?
今回は一回のお葬式を
失敗しないための5つの
ポイントをご説明しますね♪
この記事に書いてること♪
ポイント1:家族葬とはなに?誰を呼べば良いの?
まずは、家族葬というのが
なんなのか?それを説明しますね!
家族葬というのは、名前のとおり
家族で行うお葬式を言います!
そのため、呼ぶ人は
血のつながりのある、親族のみ!
となります。
親族しか呼んじゃダメなの?
と思ってしまいますが、
呼んではいけないことは
ありません。
葬儀屋に『呼んでは困ります!』
とは言われません。
しかし、形式としては
血のつながりの無い方
が一人でも来たら、それは
家族葬とは言わないのです。
逆に言えば、親戚が100人
会場は大ホール!
のお葬式をしたら、それも
実は家族葬なんですよ♪
家族葬、密葬、直葬の違いに関しては
こちらの動画も参考にどうぞ♪
ポイント2:一般葬とはなに?呼ぶ人の選び方
ポイント1でも少し触れましたが、
では、一般葬とはなんなの?
と言いますと、一般の方
血の繋がらない方(配偶者は別)
が1人でも来たお葬式を
一般葬と言います。
一般的には、
ご近所さんや友人、
仕事関係の方を
呼ぶのがベストです!
しかし、私もよく思っていたのですが、
親族さんがこんなに呼んだのかな?
という場合や
私そんなに親しくないのに何で呼ばれたんだろ…?
という場合はありませんか?
それは、決して親族が全員に
訃報を知らせたわけではありません。
多くの場合は
故人の会社の上司や友人数人、地域の会長さん
など数件にだけ知らせる場合が多いのです。
そこからは、まるで伝言ゲームのように
広がっていき、すごい人数に…。
という場合が多いのです。
そのため、家族葬は小さい、
一般葬は大きいという
イメージが付いてしまうのかも
しれませんね~。
ポイント3:家族葬のメリット、デメリット
中には、あんな沢山来られたら
お別れなんか出来ない!
お金もかかるし、家族葬が良い…。
そう言われる方が多く居ました。
そんな方に必ず私がしていたのが
家族葬のデメリットもお伝えすることです!
家族葬はメリットばかりが目立ち、
デメリットなんてあるの?
と思いがちですが、私は数多くの
家族葬のデメリットに悩まされる方も
見てきました。
それを皆さんにもお伝えしますね♪
まず、家族葬のメリットは
《家族葬のメリット》
・値段が安い ・自由がきく ・ゆっくり別れが出来る ・和気あいあいと出来る ・気を使わない |
などがあります。
ほぼ、皆さんのイメージ
通りなのではないでしょうか?
ではデメリットは?
《家族葬のデメリット》
・ほぼお金を自分たちで払う ・後日責められる ・後日お線香に上げに来る ・人が後を絶たない ・お金がかかる |
というものが多いのです。
メリットと逆のことを書いてる?
と思うのですが、
お葬式本来の金額は
確かに安く出来ます。
それは、祭壇の花を
家族の供花で補うことも
可能ですし、
家族だけだからと、
見栄をはる必要がないからです。
しかし、
来る方が居ない=香典もありません。
そうなると、お金は自分たちだけで
補う必要があります。
しかも!
お別れが出来なかった方が
後日に自宅にお線香を上げに
ひっきりなしに来ることも!
いつ来るか分からないから
出かけられない…。
という方も居ました。
来られたら、お礼も必要です。
そのお礼は、多くの場合は
ご自分で用意が必要です。
それに、またお金がかかるんですよ~!
来た方には、お別れしたかった…。
何で教えてくれなかったんだ…。
と責められた。という方も…。
そういったデメリットが
『家族葬』にはあるのです。
ポイント4:一般葬のメリット、デメリット
では!イメージ的にデメリットの
多い『一般葬』のメリットデメリットは
どうなのでしょうか?
一般葬:メリット
・お香典がある ・沢山の人に見送って貰える ・作業が一括に行える ・葬儀屋が手伝ってくれる ・悲しむ間もない |
一般葬:デメリット
・気を使う ・ゆっくりお別れが出来ない ・後日の香典返しが面倒 ・お金がかかる |
などがあります。
後日、お香典返し
しなきゃいけないし、
香典って意味ある?
と思いがちですが、
確かに香典返しは
しなければいけません!
が、全額ではなく3~5割のお返しをします。
その残った分をお葬式費用に
充てることも可能なのです。
しかも、何人来るか分からないので、
粗供養など多めに注文しても、
残った分は
葬儀社が引き取ってくれます。
(会社によります)
ので、在庫が
残って困る心配もありません。
来られた方の管理も
一括に出来るので、
後日ゆっくり悲しみに
浸れることが出来るのです。
しかし、デメリットは
皆さんのイメージ通り
気を使う、やはり人様の目にふれても
恥ずかしくない祭壇を…。
と思うとお金がかかる。
香典返しが面倒。
というのが多いですね…。
しかし、香典返しに関しては
最近では『香典辞退』というような
方法も増えています。
そうすれば、一括にお別れをして
もらえて、お礼も必要ないので
気が楽になりますね♪
ポイント5:結局家族葬と一般葬どっちが良いの?
上記のように、双方のメリット、デメリットを
ご紹介しましたが!
皆さん気になるのは、じゃあどっちが良いの?
ということではないでしょうか?
残念ながら…こっちが正解!
とは言えないのです…。
例えば、故人は友人が少ない!
仕事も定年退職だし、来る人なんか居ない。
誰に知らせたら良いかも分からない!
というような方は、
家族葬がベストかもしれませんね。
しかし、故人は友人がいっぱい!
会社でも部下がいっぱい!
休みの日は
サーファー仲間と出かけている!
というような方の場合、
一般葬で皆さんに
お別れして頂いた方が
良いかもしれません。
故人の生前の希望や友人関係で
選ぶのがベストかと思いますよ♪
おまけ:筆者の今まで見てきたお葬式
以上、家族葬と一般葬の
違いをご紹介しましたが
いかがでしたでしょうか?
最後に筆者の見てきたお葬式を
2つご紹介しますね♪
ケース①
そのご家庭は ご家族は そう思って、小さな一室を 部屋には大人が5人入るか? 勿論、粗供養など用意していません。 にも、関わらず 葬儀屋(筆者)は もっと大きい式にすれば良かった…。 |
ケース②
こちらも家族葬なのですが、 ただ、このお葬式が他と違ったのが お金は最低限に! お別れの時間をフルにして そして、お経の代わりに 家族だけの時間を大事にした |
このように、同じ家族葬でも
全然違います。
ずっと先の話。
そう思ってしまいますが、
事前に友人関係や仕事のことなど
家族の会話に
情報は沢山集まっています。
家族の会話を大事にして、
皆心残りのないお別れが出来る
そんなお葬式を目
指して頂ければと思います。